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傑作映画館----------
● トレマーズ(原題:Tremors)
監 督 :ロン・アンダーウッド
出 演 :ケビン・ベーコン、フレッド・ウォード、マイケル・グロス
ジャンル:アクション(モンスター)
1989年 アメリカ

低予算なのがいいんです!
若いケビン・ベーコンが大活躍(?)
注)以下、ネタバレだらけです!
【あらすじ】
アメリカの超田舎町・パーフェクションで貧乏暮らしに愛想をつかしたバル(ケビン・ベーコン)とアール(フレッド・ウォード)は、隣町に引っ越そうと数少ない荷物をトラックに積み込み出発します。
しかし、街はずれで知り合いが鉄塔の上で飲まず食わずで死んでいるのを発見し、街に連れて帰ります。
改めて出発しましたが隣町への一本道が崖崩れで通れないのです。
仕方なくパーフェクションに戻った二人のトラックのフレームに引きちぎられた怪物の触手が巻き付いているのを発見します。
危険を察知した二人は、馬を借りて街はずれに暮らしている夫婦に知らせに行きますが既に食われた後でした。
怪物の気配にビビった馬に逃げられた二人は必死で逃げる途中で偶然コンクリートの溝を横切り、地中を追ってきた怪物はコンクリートに激突して死にます!
出会った地震調査に来ていた大学院生・ロンダに、それが古代の怪物らしい事、地震波の解析からあと三匹はいる事を教えられ、3人は町に戻ろうとしますが
… 。

この怪物君は昼間にいきなり出てくるあたり 立派!
【感想】
「トレマーズ」なんてモンスターパニック物は劇場版だけで5作も作られています(2017年現在)が、中には見始めたとたんに、「ワ… 時間も予算もかけてないな〜 !」と思わせるのもあります。
でも、「5作」ですよ!
シリーズで5作を超えている作品なんて、 わたしは「スターウォーズ」と「エイリアン」くらいしか思いつきません!(他にTVシリーズもあるそうな!)
そして、全部B級なんです !!
また、パーフェクションが怪物に襲われるんですが、雑貨屋の主人は商売のネタになるかも知れないと最初にトラックにくっついていた怪物の触手に値を付けて引き取ろうとしたり、町の酒場で使命を言いつけられたバルなんかの「何でオレ?」感やら、緊迫感があるんだか無いんだかの独特の雰囲気がいいですね〜。
映画の面白さは、予算や手間だけでは生み出せないのでしょう。
見た人でこれが気に入った人は多くて、このシリーズの固定ファンも結構いるようです。(何のことはない、私も劇場版は全部見てます!)
こうなるとこの映画は一種のカルトムービーですね!
スゴイ、とは少し違うけれど、 お勧めです。
郊外に住んでいるガンマニア役のマイケル・グロスだけがシリーズを通して出演しています。
私はシリーズでは、1・2・4 あたりが好きです。
2018.09. ................ 傑作映画館の目次ページへ